科学的介護推進体制加算、40と60の差は疾病と服薬です
公開 2026-10-16|作業療法士・トロル
この記事でわかること
- 科学的介護推進体制加算は(Ⅰ)40単位・(Ⅱ)60単位で、いずれか一方のみを算定します
- (Ⅰ)はADL値・栄養状態・口腔機能・認知症の状況その他の心身の状況等を提出します
- (Ⅱ)は(Ⅰ)の基本情報に加えて、疾病の状況と服薬の状況等を提出する形です
- どちらも、提出した情報を計画の見直し等に活用していることまでが要件になっています
科学的介護推進体制加算は、(Ⅰ)が40単位、(Ⅱ)が60単位です。 どちらも1月につきで、算定できるのはいずれか一方だけでした。
差は20単位。この20単位が何で決まるのかというと、 ★厚生労働省に出す情報の種類でした。
40単位と60単位、差は出す情報の種類です
加算(Ⅰ)で出すのは、入所者ごとのADL値、栄養状態、口腔機能、認知症の状況。 そして、その他の入所者の心身の状況等に係る基本的な情報です。
加算(Ⅱ)は、この基本的な情報に加えて、入所者ごとの疾病の状況、服薬の状況等の情報を出します。 ★差し替えではなく、上に足す形でした。
20単位の差は、リハビリの側からは動きません
(Ⅰ)も(Ⅱ)も、要件は「活用すること」まで書かれています
要件の文をよく見ると、提出のあとにもう一段あります。 必要に応じて施設サービス計画の見直しその他の指定介護保健施設サービスの提供に、 提出した情報を活用していること。
★これは(Ⅰ)にも(Ⅱ)にも同じように書かれていました。 出す情報が増えても、使うところまで求められる形は変わりません。
- (Ⅰ)=基本的な情報を提出し、活用していること
- (Ⅱ)=基本情報に加えて疾病・服薬の情報を提出し、活用していること
- (Ⅰ)と(Ⅱ)はいずれか一方のみ算定すること
届出と、算定できない施設があります
おわりに
40単位と60単位。差の20単位は、疾病と服薬を足せるかどうかでした。 測る力ではなく、集める範囲の話だったということです。
★そして(Ⅰ)も(Ⅱ)も、要件は活用するところまで伸びています。 返ってきたものを計画に戻す作業まで含めて、ひとつの加算になっていました。
LIFEへの提出そのものの型はLIFEへの提出の記事に、老健のリハマネ計画書情報加算については53と33の記事にまとめました。
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この記事は、厚生労働省の告示・通知・疑義解釈をもとに、リハビリ専門職の自己点検用に整理したものです。個別ケースの算定可否を判断するものではありません。実際の請求にあたっては原本を確認し、判断に迷う場合は保険者・地方厚生局への確認を優先してください。また、掲載内容は医療行為の代替となるものではありません。