退院時共同指導加算、3分野とも600単位でも中身が違います
公開 2026-08-16|作業療法士・トロル
この記事でわかること
- 3分野とも600単位ですが、やることも回数も違います
- 訪問リハ・通所リハは退院前カンファレンスへの参加、訪問看護は退院時共同指導という書き方です
- 訪問看護では初回加算との選択制になります。どちらか一方です
- 通所リハと訪問リハを両方使う方は各事業所で算定できますが、一体運営なら併算定できません
退院時共同指導加算は、訪問看護・訪問リハ・通所リハの3分野にあります。 しかも単位数はどれも600単位です。
同じ名前で同じ点数なので、ひとまとめに覚えたくなります。 でも要件を並べると、やることも回数も違っていました。
単位数は同じでも、やることが違います
訪問リハと通所リハは、退院前カンファレンスへの参加が要件に書かれています。 事業所の医師または理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が出席し、病院側と情報を共有する形です。
訪問看護のほうは書き方が違います。入院先の主治の医師その他の従業者と共同して、 在宅での療養上必要な指導を行い、その内容を提供する。これを退院時共同指導と呼んでいます。
- 回数も違います:訪問リハ・通所リハは退院につき1回。訪問看護は1回ですが、特別な管理を必要とする利用者は2回まで
- 共通しているのは出口:3分野とも、退院後の初回のサービスを行ったところで算定します
訪問看護でもリハ職が対象になります
分野ごとに、気をつけるところが1つずつ
訪問看護でいちばん効くのが、初回加算との関係です。 初回加算を算定する場合は、退院時共同指導加算を算定しません。どちらか一方になります。
通所リハには、テレビ電話装置等を活用してよいという記載があります。 ただし本人または家族の同意を得たうえで、個人情報保護と医療情報システム安全管理のガイドライン等を守ることが前提です。
通所リハと訪問リハを両方使う方の扱い
各分野の単位数と要件の原文は訪問看護のページ、通所リハのページで確認できます。
おわりに
600単位という数字が3つ並んでいると、同じものに見えてしまいます。 実際には、出るべき場が違い、回数が違い、他の加算との関係も違いました。
自分の事業所がどれなのかを先に決めて、その1行だけ覚える。 そのほうが、3つ全部をぼんやり覚えるより確実だと思います。
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単位数・算定要件・根拠資料はこちらで確認できます
この記事は、厚生労働省の告示・通知・疑義解釈をもとに、リハビリ専門職の自己点検用に整理したものです。個別ケースの算定可否を判断するものではありません。実際の請求にあたっては原本を確認し、判断に迷う場合は保険者・地方厚生局への確認を優先してください。また、掲載内容は医療行為の代替となるものではありません。