口腔機能向上加算と栄養の加算、数え方の単位が3つあります
公開 2026-08-17|作業療法士・トロル
この記事でわかること
- 数え方が3種類あります。回は実施した分、月は評価した分、日は体制の分です
- 「3月以内」は打ち切りではありません。評価して必要と認められれば続けて算定できます
- 通所リハの口腔機能向上加算は3区分。リハマネ(ハ)を算定しているかで(Ⅱ)イと(Ⅱ)ロに分かれます
口腔と栄養の加算は、名前から中身が想像しにくい並びをしています。 栄養改善、栄養アセスメント、栄養マネジメント強化。どれも栄養です。
整理してみたら、分かれ目は数え方の単位でした。 回で数えるか、月で数えるか、日で数えるか。この3つで性格が決まっています。
回・月・日の3種類があります
回で数えるものは、実際にサービスを行った回数で付きます。 通所介護の栄養改善加算が200単位、口腔機能向上加算が150単位から。 どちらも原則3月以内で、1月に2回が限度です。
月で数えるのは通所リハの栄養アセスメント加算で、50単位。 多職種で栄養アセスメントを行い、結果を本人や家族へ説明するところまでが中身になります。
日で数えるのは老健の栄養マネジメント強化加算です。11単位を毎日。 管理栄養士を入所者数を50で除した数以上配置する、といった体制のほうが要件の中心でした。
配置の数え方に例外があります
「3月以内」は打ち切りではありません
口腔機能向上加算は、3月以内・1月に2回という限度が目立ちます。 だから3か月で終わるものだと思われがちです。
ところが算定要件には、その先が書いてあります。 3月ごとの評価の結果、口腔機能が向上せず引き続き必要と認められる利用者は、 3月を超えて引き続き算定できる、と。
栄養改善加算も同じ構えで、おおむね3月ごとに栄養状態を評価して計画を見直します。 3月は終了の期限ではなく、評価を挟む間隔だと読むほうが実態に近いです。
重ねられない組み合わせがあります
口腔の区分は、リハマネ(ハ)で分かれます
通所介護の口腔機能向上加算は(Ⅰ)と(Ⅱ)の2つ。 (Ⅱ)はLIFEへの提出とフィードバックの活用が乗ります。
通所リハは3つに分かれます。(Ⅱ)イが155単位、(Ⅱ)ロが160単位。 分かれ目は、リハビリテーションマネジメント加算(ハ)を算定しているかどうかでした。
- リハマネ(ハ)を算定している → (Ⅱ)イ(155単位/回)
- リハマネ(ハ)を算定していない → (Ⅱ)ロ(160単位/回)
- リハマネ(ハ)を算定している場合、(Ⅰ)と(Ⅱ)ロは算定しません
リハマネ(ハ)にはLIFEへの提出がすでに含まれているので、 口腔の側で二重に評価しない形になっているのだと思います。 リハ職が関わる加算の選び方が、口腔の区分まで動かしているわけです。
単位数と要件は通所リハの口腔機能向上加算のページで確認できます。
おわりに
口腔と栄養の加算は数が多いので、全部覚えようとすると混ざります。 僕は「回・月・日のどれで数えるか」だけ先に見るようにしました。
回なら実施した分、月なら評価した分、日なら体制の分。 何に対してお金が付いているかが分かると、記録として残すものも自然に決まってきます。
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単位数・算定要件・根拠資料はこちらで確認できます
この記事は、厚生労働省の告示・通知・疑義解釈をもとに、リハビリ専門職の自己点検用に整理したものです。個別ケースの算定可否を判断するものではありません。実際の請求にあたっては原本を確認し、判断に迷う場合は保険者・地方厚生局への確認を優先してください。また、掲載内容は医療行為の代替となるものではありません。