入院日数で変わる医科の点数、3つのパターンがあります
公開 2026-08-16|作業療法士・トロル
この記事でわかること
- 日数で変わる形が3つあります。加算が減る/入院料が下がる/算定できなくなる
- 「14日」は3か所に出てきます。急性期の入院期間加算と初期加算、地域包括ケアの初期加算です
- 地域包括ケアは入院料そのものが40日で段になり、60日が限度です
- 回復期の上限日数は状態ごとに違います。150日という数字を一般化しないでください
医科は、入院してからの日数で点数が動きます。 ただ「日数を過ぎるとどうなるか」の中身が、病棟によって別ものでした。
減るのか、下がるのか、使えなくなるのか。 ここを混ぜて覚えていると、月単位の見込みがずれます。
変わり方が3種類あります
急性期の入院期間加算は、入院料の上に乗っている加算です。 日数が進むと加算のほうだけが減っていき、31日目から対象外になります。入院料自体は動きません。
地域包括ケアは逆で、入院料そのものに段があります。 入院料1なら40日以内が2,955点で、41日以上は2,807点。土台が下がる形です。
回復期リハは3つ目の形になります。状態ごとに算定日数の上限が決まっていて、 そこを超えると当該入院料では算定できません。
回復期の上限は「状態ごと」です
「14日」が3か所に出てきます
区切りの中でいちばん多く出てくるのが14日でした。 急性期の入院期間加算のイが14日以内。急性期の救急・在宅等支援病床初期加算も14日が限度。 地域包括ケアの初期加算も、転棟・転院・入院した日から14日を限度としています。
- 急性期・救急・在宅等支援病床初期加算:地域一般入院基本料で150点/日。他院の一般病棟からの転院、老健や自宅からの入院などが対象です
- 地域包括ケア・急性期患者支援病床初期加算:許可病床400床未満で他院の一般病棟から転棟した患者なら250点/日。400床以上なら150点/日です
- 地域包括ケア・在宅患者支援病床初期加算:老健から緊急入院した患者は590点/日という区分もあります
病床規模で点数が逆転しているのが面白いところです。 急性期患者支援病床初期加算は、400床未満のほうが400床以上より高くなっています。
日数以外にも段はあります
急性期の入院期間加算には、もうひとつ軸があります。 特別入院基本料等を算定している場合は、450点と192点ではなく300点と155点です。
地域包括ケアにも似た仕組みがあって、病床が療養病床の場合は所定点数の100分の95。 特定地域の届出病棟なら、60日を限度に特定地域の点数で算定します。
入院料と加算の関係は急性期の入院期間加算のページと地域包括ケア病棟入院料のページで確認できます。
おわりに
医科の日数の話は、数字だけ覚えようとすると混ざりやすいです。 14日・30日・40日・60日と並べても、どれがどの病棟の話か分からなくなるからです。
先に「変わり方が3種類ある」と押さえてしまう。 加算が減るのか、入院料が下がるのか、算定できなくなるのか。 そのうえで日数を当てはめると、迷いにくくなります。
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この記事は、厚生労働省の告示・通知・疑義解釈をもとに、リハビリ専門職の自己点検用に整理したものです。個別ケースの算定可否を判断するものではありません。実際の請求にあたっては原本を確認し、判断に迷う場合は保険者・地方厚生局への確認を優先してください。また、掲載内容は医療行為の代替となるものではありません。