訪問看護なのに、リハビリ職が来る理由
公開 2026-08-27|作業療法士・トロル
この記事でわかること
- 訪問看護費にリハビリ職による訪問の区分があり、ステーションの場合は1回294単位です
- 病院・診療所からの訪問看護には、この区分そのものが存在しません
- 計画書・報告書は理学療法士等と看護職員が連携して作成し、看護職員も定期的に訪問して評価します
- 1日2回を超えた回は、1回につき所定単位数の100分の90になります
「訪問看護って、看護師さんが来るんじゃないんですか」。 初回の訪問で、そう言われたことがあります。
名前は訪問看護なのに、玄関に立っているのは理学療法士。 ★これは間に合わせではなく、制度に区分として書いてあります。
訪問看護費の中に、リハビリ職の区分があります
訪問看護費には、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による訪問という区分があります。 訪問看護ステーションの場合で、1回につき294単位です。
★おもしろいのは、その次でした。 病院や診療所からの訪問看護には、この区分そのものが存在しません。
つまりリハビリ職が訪問看護として動けるのは、ステーションからだけ。 ★同じ「訪問看護」でも、出どころで中身が変わるわけです。
時間で単位が変わらない形です
「リハビリだけにならないように」が組み込まれています
区分がある一方で、歯止めもきちんと置かれていました。 並べてみると、3つあります。
- 計画書・報告書:理学療法士等と看護職員が連携して作成します
- 看護職員の訪問:状態の変化等に応じ、定期的な訪問で適切に評価します
- 1日2回まで:超えた回は、1回につき所定単位数の100分の90になります
★このうち2つ目には、はっきり理由が添えてありました。 訪問看護がリハビリテーションのみに偏らないようにする趣旨、とあります。
看護職員が定期的に訪問するのは、確認のためだけではないのでしょう。 リハビリ職だけで完結させない、という設計だと読めます。
急なときは、保険そのものが変わります
おわりに
「看護師さんじゃないんですね」と言われたら、こう答えられます。 訪問看護の中に、私たちの区分がありますと。
ただし単独で走ってよい形にはなっていません。 ★計画書も報告書も、看護職員と一緒に作ることが前提でした。
なお、この区分には事業所の状況によって効いてくる減算もあります。 そちらは訪問看護のリハビリと8単位減算の記事にまとめました。
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この記事は、厚生労働省の告示・通知・疑義解釈をもとに、リハビリ専門職の自己点検用に整理したものです。個別ケースの算定可否を判断するものではありません。実際の請求にあたっては原本を確認し、判断に迷う場合は保険者・地方厚生局への確認を優先してください。また、掲載内容は医療行為の代替となるものではありません。
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