老健で、介護機器の話が増えてきた理由
公開 2026-08-28|作業療法士・トロル
この記事でわかること
- 評価は月10単位と月100単位の2つに分かれ、どちらか一方しか算定できません
- 10倍の差をつけているのは「介護機器を複数種類活用」と「実績があること」の2つです
- 委員会で話す中身は、安全とケアの質・職員の負担・定期点検・研修と決められています
- 機器と並んで「職員の業務分担の明確化等による業務効率化」も検討事項に入っています
見守りセンサーの検討会に出てほしい、と言われました。 インカムの使い方の研修もあるそうです。
去年まで、こんな話は出ていませんでした。 ★急に増えたのには、制度の側に理由があります。
機器を入れただけでは、10単位のほうです
介護機器の活用を評価する仕組みは、2つに分かれています。 月10単位のほうと、月100単位のほうです。
★10倍の差ですが、機器を入れたかどうかで決まるのではありません。 どちらも「介護機器を活用していること」は共通しています。
分けているのは2つでした。 機器を複数種類使っているかと、実績があるかです。
- 複数種類:1種類だけ入れても、手厚いほうの条件は満たしません
- 実績:委員会の取組と、機器の活用による業務効率化・ケアの質の確保・職員の負担軽減について求められます
入れて終わりにはできない形です
会議で何を話すかまで決まっています
声がかかった検討会には、名前が付いています。 利用者の安全、介護サービスの質の確保、職員の負担軽減を検討する委員会です。
そこで何を話すかまで、細かく決まっていました。 ★思いつきで議題を出す会議ではなかったわけです。
機器を使うときの安全とケアの質。職員の負担軽減と、勤務状況への配慮。 機器の定期点検。そして研修です。
★もうひとつ、機器と関係のない項目が入っています。 職員の業務分担の明確化等による業務効率化です。
機器の話だけではありません
おわりに
センサーの話が増えたのは、施設の思いつきではありませんでした。 委員会も、研修も、点検も、制度の側から求められている形です。
★そして検討の中身には、リハ職が答えやすいものが混ざっています。 移乗の安全、職員の腰の負担、業務分担の見直し。
呼ばれた席で何を話すかは、そこから決められるはずです。 細かい要件は報酬チェックのページにまとめました。
関連する報酬チェック
単位数・算定要件・根拠資料はこちらで確認できます
この記事は、厚生労働省の告示・通知・疑義解釈をもとに、リハビリ専門職の自己点検用に整理したものです。個別ケースの算定可否を判断するものではありません。実際の請求にあたっては原本を確認し、判断に迷う場合は保険者・地方厚生局への確認を優先してください。また、掲載内容は医療行為の代替となるものではありません。
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